調理が終わってもすぐにフタを開けられる訳では無く、鍋の中の圧力が安全な状態まで下がるのを待つ必要があります。
しかし、機種や調理内容によって減圧にかかる時間は異なる為、以下の様に不安になることも少なくありません。
・なかなかピンが下がらない
・故障ではないの?
この記事では、以下の内容についても解説します。
・なかなかピンが下がらない原因や対処法
・反対にピンがすぐ下がる場合に考えられる理由
圧力鍋のピンが下がるまでの時間は?
多くの機種で約10分~30分程度が目安です。
特に電気圧力鍋では、調理終了後すぐにフタを開けられる訳ではなく、内部の圧力が安全な状態まで下がるのを待つ必要があります。
参照:shopjapan
電気圧力鍋では、以下の様に下がって行きます。
1.画面に「END」が表示される
2.その後10分~30分程度かけて徐々に減圧する
3.圧力表示ピンが下がる
ピンが完全に下がってからフタを開けるのが安全な使い方です。
また、機種によっては減圧(蒸らし)の工程が長く設定されており、ブザーが鳴ってから最大70分程かかるケースもあります。
その為、調理時間だけでなく減圧時間も考慮して使用する事が大切です。
圧力鍋のピンが下がらないのは?
多くの場合は故障ではなく、正常な動作や日頃のお手入れに関係しています。
そして、他にも以下の様な原因が理由となってる事が多いです。
鍋内にまだ圧力が残っているケース
機種や調理内容によって異なりますが、自然に圧力が下がるまでには5分から50分程度かかる事もあり、これは正常な動作です。
特に、以下の料理等は圧力が抜けにくい傾向がある為、ピンが下がるまで時間がかかる事があります。
・とろみのあるカレーやシチュー
無理にフタを開けようとせず、圧力が十分に抜けるまで待つ事が大切です。
ピンやバルブ周辺に汚れや異物が付着している
以下の場所に食べかすや油汚れが溜まると、ピンの動きが妨げられて正常に下がらなくなる場合があります。
・ピンの周辺
・蒸気の通り道
この様な時は、以下の事を行うと改善する事があります。
1.本体が完全に冷えて圧力が抜けた事を確認する
2.ピンやフタ全体を丁寧に洗浄する
普段から定期的にお手入れを行うことで、こうしたトラブルの予防にも繋がります。
ゴムパッキン(シーリングリン)の劣化や誤ったセット
以下の原因で、密閉状態が正常に保てず、圧力が適切に抜けなくなる事があります。
・フタの内側にあるゴムパッキンが正しく取り付けられていない
・長年の使用で亀裂や変形が生じたりする
パッキンに異常が見られる場合は、そのまま使い続けず、新しい純正品へ交換する事が推奨されます。
内部部品の緩みや破損
以下の理由がある場合は、ピンが正常に動作しません。
・圧力表示ピンやバルブキャップが緩んでいる
・内部のスプリング(バネ)が外れている
・紛失している
更に、ピン自体が破損している事も稀にあります。
このような症状が疑われる場合は、無理に分解せず、メーカーの点検や修理を依頼するのが安心です。
内鍋内の空気の膨張
調理後に一度フタを開け、その後再び閉めると、内鍋内の温まった空気が冷める過程で膨張し、圧力表示ピンが上がる事があります。
これは故障ではなく正常な現象であり、圧力排出ボタンを押す事で解消出来るのです。
慌てず取扱説明書の手順に沿って操作すれば、安心して使用出来ます。
圧力鍋のピンがすぐ下がるのは大丈夫?

そのまま使い続けるのはおすすめ出来ません。
圧力表示ピンは鍋内の圧力が十分にかかっている事を示す重要な安全装置です。
その為、ピンがすぐに下がるという事は、鍋内で正常に圧力が保たれていない事を示しています。
圧力が適切に維持出来ないと、食材に十分な圧力がかからず、以下の事が起こる可能性があります。
・仕上がりにムラが出たりする
また、本来の性能を発揮出来ないだけでなく、安全面でも注意が必要です。
対処方法
このような症状が見られた場合は、すぐに使用を中止し、原因を特定して修理または部品交換を行う必要があります。
原因としては、以下の理由が考えられます。
・取り付け不良
・圧力表示ピンやバルブの不具合
まずは取扱説明書を確認し、パッキンが正しく取り付けられているか、劣化や亀裂がないかを点検しましょう。
また、圧力表示ピンやバルブ周辺に汚れや異物が付着していないかも確認する事が大切です。
これらを確認しても改善しない場合は、無理に使い続けず、メーカーや販売店へ相談する事をおすすめします。
自己判断で分解や修理を行うと、安全性が損なわれる恐れがある為、適切な点検や修理を受けてから再度使用する様にしてください。
圧力鍋のピンがすぐ下がる理由
多くは密閉性や圧力の維持に問題が生じていることが原因です。
調理がうまく進まないだけでなく、安全面にも影響する可能性がある為、それぞれの原因を確認して適切に対処する事が大切です。
ゴムパッキンの劣化や破損
フタの内側に取り付けられているパッキンは、鍋の密閉性を保つ重要な部品です。
しかし、長年使用していると亀裂が入ったり、弾力が失われたりして、内部の圧力が逃げやすくなります。
その結果、以下の事が起こるのです。
・上がってもすぐに下がってしまう
特に10年以上使用している圧力鍋では、パッキンの劣化が進んでいる可能性がある為、状態を確認し、必要に応じて新しいパッキンへ交換すると改善する場合があります。
おもり(圧力調整弁)や安全弁の破損
例えば、パール金属の圧力鍋では、パッキンを新品に交換しても症状が改善せず、最終的におもりの内部にあるプラスチック部品の破損が原因だった事例があります。
この様な場合は、使用者が修理できるケースは少ない為、メーカーや販売店へ相談し、部品交換や修理を依頼する事が必要です。
無理に使用を続けると、正常に圧力を保てないだけでなく、安全性にも影響する恐れがあります。
火力が弱過ぎる
特に室温が低い時期は、圧力が安定する前に火力を弱め過ぎると、鍋内の圧力が十分に維持出来ず、圧力表示ピンが徐々に下がってしまう事があります。
この様な場合は、以下の事をすると、圧力を安定して維持し易くなるのです。
1.一度火力を少し強めてピンが適切な位置まで上がった事を確認
2.その後で少しずつ弱火へ調整し直す
圧力鍋のピンがすぐ下がる症状は、部品の劣化だけでなく、火力の調整方法が影響している事もあります。
原因を一つずつ確認し、改善しない場合はメーカーのサポートを利用する事で、安全に圧力鍋を使用出来るのです。
まとめ
圧力鍋のピンが下がるまでの時間は、調理した食材の量や鍋の大きさ、機種によって異なります。
しかし、自然冷却(放置)の場合は多くの圧力鍋で約10分~30分程度が目安です。
無理に蓋を開けようとせず、ピンが完全に下がるまで待つ事で、安全に調理を終えられます。
もし目安の時間を過ぎてもピンが下がらない場合は、まだ鍋の中に圧力が残っている可能性があります。
また、ピン周辺に汚れや調理中のカスが付着して動きが悪くなっているケースも考えられる為、使用後は取扱説明書に従って定期的にお手入れを行う事が大切です。


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