また、以下の状態での過熱によって、故障に繋がるケースも報告されています。
さらに、つけっぱなしの状態が続くと、以下のように安全面での影響も出てきます。
・睡眠の質が低下する
・肌が乾燥し易くなる
電気毛布の正しい使い方を知る事が、安全かつ快適に冬を乗り切る為のポイントです。
電気毛布はつけっぱなしだと壊れる?
電気毛布を長時間つけっぱなしにして使用すると、壊れる場合や安全性に関わる問題が生じる可能性があります。
過熱
まず、強モードで長時間使用すると内部の熱線に過度な負荷が架かり、過熱による損傷が起こる事があります。
電気毛布には過熱を防ぐセンサーが搭載されていますが、毛布を折り畳んだり重ねたりして使うと熱が一点に集中します。
その結果、センサーの働きが十分でなくなり故障の原因になります。
内部配線の損傷
また、毛布内部の配線が使用中に曲がったり、経年劣化で破損する事もあります。
これにより電気の流れが遮られ、毛布が正常に動作しなくなるケースも少なくありません。
コントローラーの故障
さらに、コントローラーが故障すると温度調整ができなくなり、安全性が損なわれます。
安全に使用するためのポイント
電気毛布を安全に使用するには、以下のポイントに注意しましょう。
1.使用前に毛布に破れや焦げ跡がないか確認します
2.就寝前に温め、眠る時には電源を切る事で過熱のリスクを下げられます
3.特に自動オフ機能がない古い機種や損傷が見られる製品では、長時間の連続使用は避けるべきです
電気毛布はつけっぱなしだと危ないの?
電気毛布を長時間つけっぱなしにすると、以下のような危ない事が生じる可能性があります。
低温やけどのリスク
皮膚が約44~50℃の温度に長時間さらされる事で、低温やけどを引き起こす事があります。
特に睡眠中は痛みを感じにくく、同じ部分に熱が集中すると重症化するリスクがあるのです。
睡眠の質の低下
電気毛布の継続使用により、体温が下がりにくくなり、睡眠の質が低下する可能性もあります。(参考:三宅リハビリテーション病院)
通常、睡眠中は自然に体温が下がる事で深い眠りに入りますが、電気毛布がそのプロセスを妨げると、途中で目が覚めやすくなります。
脱水症状
さらに、長時間の熱によって体内の水分が奪われ、肌が乾燥しやすくなります。
乾燥した環境では脱水症状の原因にもなりかねません。
火災のリスク
加えて、古くなったり損傷した電気毛布は内部の配線が破損し、火花が発生して火災に至る危険性もあります。
安全に使用する為のポイント
電気毛布を安全に使う為には、以下のポイントに注意しましょう。
1.タイマー機能を活用して就寝時には、自動的に電源が切れるよう設定する
2.使用前には毛布の状態を点検し、異常がある場合は使用を控える
3.寝る前に温めて、眠る時には電源を切る
電気毛布のつけっぱなしは一週間だと?
電気毛布を一週間つけっぱなしにした場合、下記の部分に注意しましょう。
電気代
一般的に、弱モードや強モードでの使用は、以下のような電気代となります。
24時間使用 | 約21~36円程度 |
一週間使用 | 約147~252円 |
頻繁に使用する冬場では、積もり積もって意外と高額になる事もあります。
健康への影響
長時間の使用は低温やけどのリスクを高めます。
特に、寝ている間に同じ箇所が持続的に熱にさらされる事で、皮膚が損傷し易くなるのです。
また、電気毛布の熱により体内の水分が奪われる事で、以下の状態を引き起こす事もあります。
・脱水症状になってしまう
安全面
古くなった電気毛布や目立った損傷がある製品では、内部の配線が破損し、火花が出る事があります。
これが原因で、火災に至る危険性も否定できません。
さらに、長時間の連続使用で過熱し、発火リスクが高まるケースもあります。
特に、古いモデルの電気毛布の使用は、慎重になる必要があるのです。
電気毛布はつけっぱなしだと電気代は?
電気毛布を長時間つけっぱなしにすると、電気代は以下のようになります。
1時間あたり
電気毛布の消費電力は製品によって異なりますが、大体消費電力及び基にした1時間あたりの電気代は、下記のようになっています。
一般的な消費電力 | 3W~100W |
1時間あたりの電気代 | 約0.1円~3円程度 |
そして、8時間使用時と24時間使用した場合とで、電気代は下記のような感じです。
8時間使用 | 約10円~20円程度 |
24時間使用 | 約54円~74円程度 |
そして、消費電力が75Wの電気毛布を8時間使用した場合、1日あたりの電気代は約18円です。
もし、毎日8時間使用する前提で1ヶ月(30日)の電気代を計算すると、以下のような電気代がかかります。
これは使用モードや設定温度、地域の電気料金単価によって変動しますが、長期間使い続けると無視出来ない負担になります。
特に24時間連続で使用する習慣があると、1ヶ月で2,000円以上になる可能性もあります。
なので、使用時間と電力設定の見直しが重要です。
まとめ
電気毛布をつけっぱなしにすると壊れるのか、危険なのかという疑問には、確かな注意が必要です。
強モードで長時間使用を続けると、内部の熱線に負荷がかかり、故障の原因になる可能性があります。
また、以下のような健康面や安全面でもリスクが伴うのです。
・脱水症状
・火災
これらを防ぐためには、以下のポイントに注意して、正しい使い方を徹底することが大切です。
・就寝前の設定温度の見直し
・使用前の点検
安全性を保ちながら快適に電気毛布を使う為にも、「電気毛布をつけっぱなしにして壊れる」というリスクを常に意識し、適切な利用を心がけましょう。
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