空気の流れが悪い場所に置くと加湿効果が偏る事があり、効果的に湿度を保てない可能性があります。
一方で、加湿器を床に置くのはおすすめ出来ません。
この記事では、以下の内容についてより掘り下げて紹介しています。
・加湿器を床置きするのがだめな理由
加湿器をロフトに置くのは?
まず、加湿器をロフトに置く事は、乾燥し易いロフト空間の湿度を適切に保つ為に有効な手段です。
ロフトの特性と加湿の必要性
基本的に、ロフトは暖かい空気が上部に溜まり易い為、冬場には特に湿度が不足し易いです。
その結果、以下の様なリスクを高める要因となります。
・喉の不快感
・風邪
加湿器を設置する事で、こうした不快感を軽減し、より健康的な生活環境を実現出来ます。
加湿器の設置場所と効果
ロフトに加湿器を置く際は、設置場所が非常に重要です。
加湿器は空気の流れがある場所、例えばロフトの中央部等に置く事で、加湿効果を効率よく全体に行き渡らせる事が出来ます。
更に、サーキュレーターを併用する事で、湿った空気を均一に循環させ、ムラのない加湿が可能になります。
注意点
湿度が高過ぎると結露やカビの原因となる為、以下のポイントに注意しましょう。
・50%前後を目安に調整する
加湿器の水は毎日新しい物に交換し、フィルターやタンクの定期的な清掃を忘れずに行う事が大切です。
安全性を確保する為にも、加湿器は安定した平らな場所に置き、電源コードが躓きの原因にならない様配慮しましょう。
加湿器を床置きするのがだめな理由は?
まず、加湿器を床に置く事には、いくつかの明確なデメリットがあります。
湿気の拡散効率が悪い
暖かい空気は上昇する性質がある為、床近くは冷たい空気が溜まり易い環境です。
加湿器が床に置かれていると、水蒸気が上手く上昇せず、部屋全体に湿気が行き渡りにくくなります。
結果として、加湿の効果が十分に発揮されない可能性があります。
結露やカビのリスク
更に、床置きによって湿気が床面に集中し、結露が発生するリスクも高まります。
特にフローリングやカーペット等は湿気に弱く、長時間の加湿によって以下の様なトラブルを引き起こす原因となるでしょう。
・腐食
・カビの発生
安全面
床に置かれた加湿器は目線から外れ易く、通行の邪魔になり易い為、以下の様な事が起こる恐れがあります。
・水漏れによって滑って転倒する等の事故に繋がる
高さの重要性
このような理由から、加湿器は以下のポイントに注意する事が重要で、湿度を部屋全体にバランスよく行き渡らせる事が出来ます。
・空気の流れがある位置に置く
参照:RHYTHM株式会社
加湿器を置く場所はどこがいい?
加湿器を置く場所として効果的なのは、以下の場所です。
部屋の中央付近
部屋全体に湿度を均等に行き渡らせるには、空気の流れがある場所を選ぶ事が重要です。
特に、暖かい空気に水蒸気が溶け込む事で、湿気が効率よく空間全体に拡散されます。
エアコンの吸入口近く
また、エアコンを使用している場合は、加湿器をエアコンの吸入口近くに設置するのが効果的です。
これにより、加湿された空気がエアコンの風によって広がり易くなります。
ただし、エアコンの吹き出し口に直接水蒸気が当たると、内部の機械に悪影響を与える可能性がある為、風が直接当たらない位置に配置する事が大切です。
高い位置に設置
加湿器は床から30cm以上の高さに設置すると、湿気が床に溜まるのを防ぎ、空気中へ効率よく拡散されます。
家具の近く
特に寝室では、ベッドの近くに置きたくなりますが、寝ている間に湿気が直接顔にかかる可能性が有ります。
それを避ける為には、ベッドから約1m離した位置に設置するのが望ましいです。
安全性と加湿効果の両方を考慮した設置が求められます。
加湿器を近くに置く時の注意点は?
しかし、加湿器を近くに置く際には、いくつかの重要な注意点があります。
エアコンの風が直接当たらない場所に設置
まず、加湿器をエアコンの風が直接当たる位置に設置すると、以下の様な事が起こる恐れがあります。
・センサーの誤作動や加湿効果の低下を招く
なので、風が直接当たらない、穏やかな空気の流れがある場所に置く様にしましょう。
窓際や壁際を避ける
また、窓際や壁際に加湿器を置くと、以下の様な可能性があります。
・外気との温度差で結露が生じ易くなる
・カビの原因となる
湿度が高くなり過ぎない様に湿度計を使い、50%前後を目安に調整する事が重要です。
水蒸気の影響を考慮
加湿器の水蒸気が直接肌に当たる距離に置くと、不快感や肌荒れの原因にもなりかねません。
寝具やソファのすぐ傍ではなく、適度な距離を取って設置して下さい。
定期的なメンテナンス
使用後はタンク内の水を必ず捨て、定期的に清掃を行う事が大切です。
水を長時間放置すると、菌やカビが繁殖し、衛生面で問題が生じます。
毎日のメンテナンスを怠らない様にしましょう。
まとめ
加湿器をロフトに置く事は、部屋全体の湿度を効果的に調整する手段として非常に有効です。
ただし、湿気は上に溜まり易い為、湿度が過剰になるとロフト特有の天井や壁の結露リスクが高まる事もあります。
その為、湿度計を使って常に適切な湿度(40〜60%)を保つ様心掛けましょう。
また、加湿器は床に直接置くのではなく、テーブルや棚の上等、高さのある場所に設置する事で以下のポイントに注意出来ます。
・床周辺の過度な湿気やカビの発生を防げる
設置場所を工夫し、定期的なメンテナンスを怠らない事で、ロフトでも快適で健康的な湿度環境を維持出来ます。
加湿器をロフトに置く際には、機器の性能だけでなく、設置環境との相性にも注目して選びましょう。
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