・導電シール
・導電性スプレー
特に革手袋の様にお気に入りのデザインや質感を維持したい場合、自作の工夫でスマホ操作に対応させる方法は大変有効です。
この記事では、「手袋をスマホ対応にするなら自作の場合だとどうすればいいか?」について、以下のポイントを詳しく解説して行きます。
・必要な材料
・注意点等
特に革手袋の加工に適した方法も取り上げていますので、愛用の手袋をスマホ対応にしたい場合におすすめの内容です。
手袋をスマホ対応にするなら自作だと?
まず、手袋をスマホ対応にしたい場合最も手軽な方法は、以下の方法となります。
導電シール
まず、スマホ操作に使いたい指(一般的には親指や人差し指)に導電シールを貼る方法です。
シールは、スマホアクセサリー売場で入手出来、好みの大きさにカットして指先に貼るだけで完成です。
導電糸
より耐久性を重視するなら、導電糸の使用が効果的です。
1.針と糸で指先に○や×の形に縫い付ける
2.縫い目を内側まで通して皮膚と接点を作る
3.仕上げに糸の始末を丁寧に行う
裁縫セットがあれば簡単に作業出来ます。
導電スプレー
見た目を損なわず、仕上がりを自然にしたいなら、導電スプレーが便利です。
指先に均一に吹きかけて乾燥させれば、違和感なくスマホ対応に出来ます。
指サックタイプ
また、取り外し可能な指サックタイプもあります。
スマホを使う時だけ装着する事で、手袋自体に加工を加える必要がありません。
注意点
ただし、素材によっては導電性が低いものもある為、導電素材がしっかり働くか確認が必要です。
更に、導電糸やシールは洗濯に弱い為、手洗いで優しく扱うのが安心でしょう。
革手袋をスマホ対応にする方法は?
そして、革手袋をスマホ対応にするには、見た目を損なわず自然な仕上がりにする方法が求められます。
また、以下のアイテムを使えば、自作で対応可能です。
・導電性液体
・導電性シール
導電糸
まず導電糸を使う場合は、以下の様に行っていきましょう。
1.スマホ操作に使いたい指(多くは親指か人差し指)の先端に、針で導電糸を数本ステッチする様に縫い付ける
2.糸が手袋の表と裏を貫通し、指とスマホ画面の間に導通を作る
3.これによりタッチ操作が可能になる
見た目も自然で革手袋に適しています。
中でも「SureTouch」等の製品が推奨されているのです。
導電性液体
1.「てぶタッチ」等の液体を指先に数滴垂らすだけで効果が得られる
2.手袋のデザインを損なわず、非常に手軽になる
導電性シール
指先に貼るだけでスマホ操作が出来る様になるのです。
薄く目立ちにくい為、革手袋の上品な印象を保ったまま機能性を加える事が出来ます。
注意点
革手袋は、元々静電容量方式のタッチパネルには反応しない為、導電素材の導入が不可欠です。
また、洗濯や日常使用によって導電性が低下する可能性がある為、以下のポイントが必要となります。
・再加工
スマホ対応の手袋が使えないのは?
他にも、スマホ対応の手袋を使っているのに反応しない原因はいくつかあります。
導電性素材の劣化
スマホ対応手袋の指先には導電糸や導電素材が使われていますが、使用や洗濯を繰り返す事で、その導電性が徐々に低下して行きます。
特に洗濯時に適切な方法で扱わないと、劣化が早まり、反応が鈍くなる原因になるからです。
手袋のサイズ
大き過ぎる手袋では指先が導電糸部分にしっかり触れず、タッチ操作に必要な電気がスマホの画面に届かなくなる事があります。
指先の汚れや濡れ
手袋の指先が以下の状態だと、導電性が弱まり、スマホが反応し辛くなります。
・湿っている
指自体も清潔で乾燥している事が重要です。
保護フィルムの影響
スマホの画面に貼られた保護フィルムも、反応の悪さに関係している場合があります。
特に厚手のフィルムや光沢の強いタイプは、タッチ感度を下げる事が有るのです。
手袋の素材
そして、一般的な手袋には導電性がなく、以下の絶縁素材で作られている為、スマホ操作には対応していません。
・化学繊維
・皮革
対応モデルでも、日々の使用環境や状態によって、性能が変化する事を意識しておく必要があります。
参照:HORIストア
手袋をスマホ対応にする設定をするには?
他にも、手袋をスマホ対応にする方法として、端末の設定で「手袋モード」を有効にする事が有効です。
特に、Android端末やXperiaシリーズには、このモードが標準で搭載されている事があります。
Android端末
1.設定アプリを開く
2.「アクセシビリティ」または「Advanced」メニューに進む
3.「手袋モード」を有効にする
このモードをオンにすると、タッチパネルの感度が上がり、導電性の低い手袋でも操作がし易くなります。
Xperia
1.設定から「画面設定」に進む
2.「詳細設定」を開くと「手袋モード」が表示される
3.「手袋モードの使用」をONにする
これにより、通常の手袋でもある程度操作が可能になります。
Xperiaでは感度が高めに調整される為、反応が良好になるケースが多いです。
iPhone
一方、iPhoneには「手袋モード」のような明確な設定項目は存在しません。
その為、iPhoneを手袋で操作するには、あらかじめ導電性のあるスマホ対応手袋を使う事が推奨されます。
また、一部の感度調整アプリや設定変更によって反応が改善する事もありますが、公式には推奨されていない方法も含まれる為、慎重に使用する必要があります。
まとめ
手袋をスマホ対応にする自作方法を試す事で、市販の高価なスマホ対応手袋を買わなくても、自分の愛用の手袋をそのまま活用出来る様になります。
特に革手袋の様に高級感のある素材でも、導電性のある糸やシール、スプレーを活用すれば、スマホ操作に支障が無くなります。
今回紹介した方法を使えば、手軽に自分の手袋をスマホ対応にする事が出来ますし、寒い季節でも手を冷やす事無く快適に操作出来るのが魅力です。
素材や用途に合わせて最適な方法を選び、是非自作にチャレンジしてみて下さい。
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