ただし、布団やカーテン等可燃物の近くで使用した場合には、熱が篭る事で火災のリスクがわずかに高まる可能性がある為、設置場所には注意が必要です。
この記事では、「アース ノーマットをつけっぱなしで寝る」事による影響や安全性、そして火事のリスクについてより掘り下げて解説します。
正しい知識を基に、快適かつ安全に使用する為のポイントを確認していきましょう。
アース ノーマットをつけっぱなしにして寝るのは?
まず、アースノーマットは通常の使用においては安全性が高く、つけっぱなしで寝ても大丈夫です。
製品は長時間の使用を想定して設計されており、火災のリスクも極めて低く抑えられています。
参照:アース製薬
ただし、いくつかの注意点を守る必要があります。
換気を行う
まず、完全に密閉された空間での使用は避け、適度な換気を行う事が大切です。
室内の空気が篭る事で、成分が過剰に充満し、以下の様な症状を感じる事が有ります。
・のどの違和感
火事のリスク
また、使用中は布団やカーテン等可燃物のすぐ近くに設置しない様にしましょう。
熱を持つ本体に密着する事で、火災の原因になる可能性が有ります。
赤ちゃんやペットへの配慮
ペットや赤ちゃんがいるご家庭では、設置場所に十分配慮して下さい。
赤ちゃんの顔の近くに置かないようにし、必要な時だけ使う事が推奨されます。
また、ペットの中には成分に敏感な個体もいる為、反応を見ながら使用を調整する事が求められるのです。
正しい使用方法を守れば、アースノーマットは夜間の蚊対策として非常に有効で、安全に利用する事が出来ます。
アースノーマットはつけっぱなしだと火事になる?
まず、アースノーマットは以下の理由から、火事になる可能性はほぼありません。
・発熱するヒーター部分が特殊な構造になっている
・一定の温度以上にはならない様に設計されている
その為、長時間の使用にも耐えうる安全設計が施されていますが、注意すべき点もあります。
設置場所
たとえば、布団やカーテン等の可燃物の近くで使用すると、熱が篭る恐れが有り、万が一の火災に繋がるリスクを高めてしまいます。
使用する際は、周囲に燃え易い物が無いかを確認し、十分に距離を取る事が推奨されるのです。
異常な状態
また、以下の様な場合はすぐに使用を中止し、コンセントからプラグを抜く必要が有ります。
・焦げ臭い様な異臭がした場合
このような異常は、機器の故障や経年劣化による物でという可能性がある為、安全の為にも放置しないようにしましょう。
液が空になった場合
さらに、アースノーマットの薬剤ボトルが空の状態で通電を続けると、発熱部分に過度な負担がかかる場合があります。
薬剤がなくなった事に気付いたら、速やかに新しいボトルと交換する事が望ましいです。
アースノーマットの本体の捨て方は?
まず、アースノーマットの本体やボトルを処分する際は、自治体の分別ルールに従う事が基本となります。
誤った処理は環境への悪影響や回収トラブルの原因になる為、正しい手順で行いましょう。
中身の処理
まず、中身が残っているボトルについてですが、大体下記の様になります。
微量の液体 | そのままボトルを可燃ごみとして廃棄することが可能 |
液体が多く残っている | ・中栓を外して新聞紙や古布などに液体を吸わせる ・それを可燃ごみとして処分する |
ボトルの廃棄
使用後のボトルは、自治体の指示に従い、プラスチックごみとして捨てるのが一般的です。
尚、中栓を外す際は、マイナスドライバー等を使用すると安全に取り外せます。
本体の処理
本体(器具部分)の処理については、素材が主にプラスチックで構成されている為、多くの自治体ではプラスチックごみとして扱われます。
ただし、一部地域では小型家電として扱われる場合もある為、処分前に自治体のホームページやごみ分別ガイドで確認する事が重要です。
電源コードに関しては、燃えるごみとして捨てられる地域が多いですが、こちらも地域による違いがあります。
アース ノーマットの体への影響は?
まず、アースノーマットにはピレスロイド系の虫を退治する成分が使用されています。
この成分は以下の理由から、通常の使用では人体への影響は少ないとされているのです。
・哺乳動物に対しては毒性が低い
・体内に取り込まれても速やかに代謝・分解され、尿や汗として排出される
特に、小さな害虫に対してのみ有効なごく微量の薬剤が使用されており、人の体重と比較しても安全性が高いと評価されています。
赤ちゃんに対して
ただし、乳幼児がいる家庭では注意が必要です。
使用中は定期的に換気を行い、密閉された空間での連続使用は避ける事が望まれます。
また、赤ちゃんの顔の近くには設置しないようにし、必要な時だけ使用するのが安心です。
ペットへの影響
他に、ペットに対する影響についても、犬や猫などの一般的なペットには基本的に問題はないとされています。
しかし、小型犬や猫等体の小さな動物は影響を受け易い事が有るのです。
特に、猫は代謝能力が限られている為、使用中の部屋に長時間滞在させない等の配慮が推奨されます。
状況によっては別室で使用するなどの工夫が必要です。
まとめ
アースノーマットをつけっぱなしにして寝る事については、基本的に問題ないとされています。
製品には安全面に配慮した設計が施されており、発熱部分は一定の温度を超えないよう制御されています。
その為、通常の使い方であれば、火事になるリスクは極めて低いと考えられます。
ただし、以下の様な状態だと、思わぬ事故につながる可能性もゼロではありません。
・コードが傷んだ状態で使用する
安心して使用する為にも、使用説明書を確認し、適切な場所に設置する事が大切です。
まずは正しい使い方を守ることが、快適で安全な睡眠環境づくりの第一歩となるでしょう。
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