特に、紙や布、木材の床など可燃性の素材の上に直置きするのは避けるべきです。
また、玄関の外で使用する場合も、火の扱いには十分な注意が必要です。
この記事では、蚊取り線香を安全に使用する為のポイントをより掘り下げて解説します。
蚊取り線香の皿は直置きするのは?
まず、蚊取り線香を皿に直置きするのは、安全性の観点からおすすめできません。
熱の影響
蚊取り線香は燃焼中に高温となり、皿が金属製や不安定な素材の場合、熱の影響で火が消えてしまうことがあります。
火災の危険性
また、紙やプラスチックなどの燃えやすい素材の上に直接置いた場合、引火の危険性があるため、非常に危険です。
特に玄関の外などで使用する場合でも、直置きは避けましょう。
焦げ跡の可能性
屋外であっても、以下のリスクが高まります。
・風で線香が倒れて可燃物に接触する
安全な使用方法
蚊取り線香には専用の不燃性皿が付属していることが多く、それを使うことで安全性が向上します。
他にも、以下のポイントに注意して蚊取り線香の皿を置くようにしましょう。
・風通しの良い場所で、水平で安定した場所に置く
・使用前には、周囲に燃え易い物が無いかを必ず確認する
蚊取り線香を玄関の外に置くのは?
また、蚊取り線香を玄関の外に置く事には注意が必要です。
燃焼による危険
蚊取り線香は「微小火源」とされており、炎が見えなくても高温になる為、火災のリスクがあります。
特に、風が強い日には火の粉が飛びやすく、周囲に落ち葉や新聞紙等の可燃物があると、火が移る危険性が高まります。
無人の状態での使用
また、蚊取り線香を点火したまま無人で放置するのは非常に危険です。
外出時や就寝時には、必ず火を消す事が推奨されています。
無人状態での使用は、予期せぬ事故に繋がる恐れがあります。
安全な使用方法
蚊取り線香を安全に使用するには、以下のポイントに注意する事が大切です。
・風通しが良く、安定した場所に置く
・子供やペットが触れないよう配慮する
・使用後は、火が完全に消えていることを確認する
・残りの灰や燃え残りもきちんと処理する
玄関先で使う場合も、取り扱いに十分注意し、火災のリスクを最小限に抑える事が求められます。
蚊取り線香の皿は吊り下げ式にするメリットは?
そして、蚊取り線香を吊り下げ式のホルダーで使用する事には、いくつかの安全面でのメリットがあります。
火事のリスク低減
吊り下げ式では、以下のポイントから火が移る危険性が大幅に減少します。
1.地面や床から離れた位置に設置される
2.草、紙、布などの可燃物と距離が保たる
特に風の強い日や、可燃物が多い環境では、この距離が非常に重要です。
安定性の向上
さらに、吊り下げる事で風や人の動きによる転倒のリスクも抑えられます。
倒れて周囲に火が移る心配が少なくなる点は、屋外使用時の大きな安心材料になります。
火傷のリスク低減
地面に置いた蚊取り線香は、小さな子供やペットが誤って触れてしまう可能性がありますが、吊り下げ式であればその心配が少なくなります。
火種が手の届かない位置にあり、ホルダー全体の温度も分散される事で、特定の部分が極端に熱くなるのを防ぐ効果も期待期待出来ます。
蚊取り線香の皿の使い方は?
そして、蚊取り線香を使う際は、まず正しい準備から始めることが大切です。
蚊取り線香の準備
1.渦巻き状の蚊取り線香は通常2枚重なっている為、中心部を押しながら上下に分けて1枚ずつ取り外します。
2.取り外したら、渦巻きの先端を下に向けて点火します。
3.炎が上がったらすぐに吹き消し、煙が出始めるのを確認します。
蚊取り線香皿への設置
1.点火した蚊取り線香を専用の線香皿やホルダーに設置します。
2.皿は不燃性の素材で安定した場所に置き、風通しの良い場所を選びましょう。
3.煙を効率よく広げる為には、風上に設置するのが効果的です。
使用中の注意点
1.使用中は換気を必ず行いましょう。
2.煙が部屋に篭ると、目や喉への刺激になる事があります。
3.ペットがいる場合は煙を吸い込まないよう、距離を取り、十分な換気を心掛けてください。
消し方
蚊取り線香を消火する際は、渦巻きを無理に折るのは危険です。
ストロー等を使って水を1滴だけ垂らす事で、安全に消す事が出来ます。
そして、乾燥させれば再び使用可能です。
まとめ
蚊取り線香を皿に直置きする事には、火災や焦げ跡といったリスクが伴います。
特に木製やプラスチック製の床、可燃物の近くで使用する場合は、思わぬ事故繋がる恐れがあります。
その為、蚊取り線香を皿に直置きする際には、以下のポイントが推奨されます。
・必ず専用の器具や金属製の皿を使う
また、玄関の外で使用する際も、風で倒れたり周囲の物に引火したりしないよう、以下のポイントに注意する事が大切です。
・風向きや近隣の環境に配慮する
小さな火とはいえ、油断は禁物です。
日常的な防虫対策を安全に行う為にも、基本的な使い方を守り、火の管理を徹底しましょう。
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