また、加湿器の種類によっては床が濡れ易い傾向があり、設置場所や使い方を誤ると湿気が下に溜まり易くなるのです。
そこで、この記事では以下のポイントについて紹介して行きます。
・タイプ別に適した使い方
・湿度管理やメンテナンスのポイントまで幅広く
加湿器で快適に過ごしながら、床をしっかり守る為の対策を知りたい方に役立つ内容です。
加湿器が床が濡れる対策は?
まず、加湿器を使っていて床がびしょびしょになる原因の多くは、超音波式加湿器の使用や設置場所の問題による物です。
その為、加湿器で床が濡れる時の対策として、以下のポイントを押さえておきましょう。
加湿器の種類を見直す
超音波式は細かな水粒子を噴霧する為、以下の様な事が起こってしまいます。
・結果として床が濡れてしまう事がある
その為、加熱式及び気化式の加湿器に替える事で、湿気が空気中に効率よく拡散され、床が濡れにくくなります。
設置位置にも注意する
床に直置きすると蒸気が下方向に溜まり易くなる為、加湿器は棚や台の上等、少し高い位置に設置しましょう。
また、壁際や家具のすぐ近くではなく、周囲にスペースを確保する事で蒸気が広がり易くなり、一点に集中するのを防げます。
温度管理
更に、室温が低すぎると水蒸気が空気中に留まらず、すぐに水滴として落ちてしまいます。
部屋の温度を20℃以上に保つ様にする事で、以下の様な効果が期待出来るのです。
・床が濡れるのを防ぐ
加湿器でびしょびしょにならない対策は他に?
他にも、加湿器を使用していて床がびしょびしょになるのを防ぐには、以下の方法が効果的です。
サーキュレーターを併用する
加湿器から発生する蒸気が一か所に留まると、床や周囲に結露が発生し易くなります。
サーキュレーターを加湿器の近くに置いて空気を循環させる事で、蒸気が部屋全体に均等に広がり、湿気が一点に集中するのを防げます。
速乾吸水シートを敷く
また、加湿器の下に速乾吸水シートや珪藻土マットを敷いておくと、床の濡れ対策になります。
これらの素材は水分を素早く吸収し、乾きも早い為、万が一の水漏れや結露によって床材が傷むのを防ぐ役割を果たします。
定期的なメンテナンス
更に、加湿器の水タンクやフィルターの定期的な清掃も忘れてはいけません。
内部に汚れやカビが溜まっていると、以下の様な状態になります。
・不均一な加湿や水漏れの原因になる
正常に動作しているか定期的に点検する事で、床が濡れるトラブルの予防にも繋がります。
参照:ELECOM LIFESTYLE INNOVATION
加湿器が濡れない為に卓上では?
他にも、加湿器によって床が濡れてしまう問題を避ける為には、卓上に設置出来るタイプの加湿器を選ぶのも一つの方法です。
スチーム式
水を加熱して蒸気を発生させる為、蒸気が細かく、空気中に拡散し易いのが特徴です。
その為、以下の様な利点が存在しています。
・びしょびしょになる心配が殆ど
とは言え、スチーム式は加熱により電気代がかかる点には注意が必要です。
気化式加湿器
卓上向けのモデルが多く、自然な気化を利用する事で、蒸気が出ず床を濡らしにくい点が特長です。
この方式では、湿ったフィルターに風を当てる事で水分を気化させます。
その為、室内の湿度が自然に上がり、結露や床の濡れを抑える事が可能です。
ハイブリッド式
気化式と加熱式の長所を組み合わせたタイプで、より安定した加湿が可能です。
卓上で使用する場合でも蒸気が床に落ちにくく、広がりやすい構造になっている為、床の濡れを防ぎ易いのが特徴となります。
ただし、加湿量は機種により異なる為、使用する部屋の広さに応じた機種を選ぶ事が重要です。
加湿器で床が濡れないタイプの選び方は?
更に、加湿器を選ぶ際に床が濡れないタイプを探すには、以下の選び方も押さえておきましょう。
湿度設定機能が搭載
自動湿度調整機能がある加湿器は、室内の湿度をセンサーで感知し、必要以上の加湿を防ぎます。
過加湿による蒸気の過剰放出は床を濡らす原因となる為、この機能がある事でリスクを大きく減らすのです。
加湿器の設置場所
床に直接置くと蒸気が下に溜まり易くなり、結露として床を濡らす可能性があります。
その為、加湿器はテーブル及び棚等の高い位置に置き、蒸気が部屋全体に均等に広がる様にするのが理想的です。
スペースを確保
壁や家具が近いと以下の様になってしまいます。
・空気中にうまく拡散されない
・局所的に湿気が篭り易くなる
これらの点を考慮して加湿器を選び、設置する事で、床が濡れる問題を効果的に防ぐ事が出来ます。
まとめ
加湿器を使用する際に床が濡れてしまう問題は、放っておくとフローリングの傷みやカビの原因となる為、早めの対策が重要です。
今回ご紹介した対策を講じる事で、加湿効果を保ちながら床への影響を最小限に抑える事が可能です。
以下の様な、日常的に出来る工夫を取り入れる事で、濡れ対策は十分に行えます。
・適切な出力設定を選ぶ
・吸水マットを活用する
また、超音波式及びハイブリッド式等の加湿器には、卓上や床が濡れにくい機種もありますので、購入時には機能面にも注目して選びましょう。
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