しかし、浮き輪は毎年使うものではないため、使用頻度や保管環境によっては1~2年で劣化することもあります。
なのでこの記事では、浮き輪の寿命などの情報について、より掘り下げていきます。
適切な保管方法を知っておく事で、浮き輪の寿命を延ばし、安全に使用すること可能です。
浮き輪の寿命ってどれくらい?
一般的に3~5年が浮き輪の寿命の目安ですが、使用状況や保管方法によって大きく異なります。
例えば、以下の場合だと素材の劣化が進みやすく、1~2年で使えなくなる事もあります。
・海水や直射日光に頻繁にさらされた場合
・高温多湿の場所に保管されていた場合
また、以下の状態が発生したりする場合があれば、それは浮き輪の寿命が近づいているサインです。
・浮き輪の表面にひび割れがある
・浮き輪の表面に色褪せが見られる
・空気漏れ
その為、上記の状態で浮輪をそのまま使用し続けると、突然破裂する等の危険があり安全性が著しく低下します。
浮き輪は空気入れっぱなしで問題ない?
空気を入れっぱなしにした状態で、浮き輪を保管することは可能ですが、長期間その状態が続くと劣化の原因になるため注意が必要です。
その為、紫外線が当たるような高温の環境下で浮き輪を保管すると、内部の空気が膨張し最悪の場合は破裂するリスクもあります。
特に、以下のような高温になる環境に、浮き輪を空気入れっぱなしで放置するのは避けましょう。
・直射日光が当たる場所
・車内
空気を入れっぱなしでも浮き輪は保管が可能ですが、涼しく風通しのよい暗所に保管することが推奨されます。
また、保管中も浮き輪の表面に以下の変化が無いか定期的に確認することが大切です。
・ひび割れや
・変色
・空気漏れ
空気を抜いてから保管する事で、素材への負担を減らし、より長持ちさせることが出来ます。
浮き輪を安全に使用する為には、適切なメンテナンスと保管方法を心がけるとともに、必要に応じて新しい浮き輪への交換も検討しましょう。
浮き輪の耐久性を伸ばすには?
日頃からの丁寧な取り扱いが、浮き輪の耐久性を高める為に重要で、以下のポイントに気を付けましょう!
定期的なメンテナンス
まず、使用前には必ず空気を入れて、小さな穴や空気漏れがないか確認することが大切です。
わずかな損傷でも水中での事故につながる恐れがある為、点検を怠らないようにしましょう。
使用後は以下のように手入れを行う事で、カビの発生を防ぐ事が出来ます。
1.中性洗剤で汚れを洗い流す
2.カビ取りスプレーを軽く吹きかける
3.しっかりと乾燥させる
適切な使用方法
浮き輪は、耐久性を下げない為に以下のような事態を避けて使用しましょう。
・硬い地面や鋭利な物と接触させないよう注意する
・過度な体重をかけるなどの無理な使用はしない
また、浮き輪は指定された水深で使用することが前提で、深い場所での使用は想定外の負荷がかかり、素材の劣化を早める原因になります。
高品質な製品を選ぶ
浮き輪の購入時には、耐久性のあるPVCなど高品質な素材を使った製品を選ぶ事で、耐久性が向上し長持ちさせることが可能です。
浮き輪を保管する時のポイントは?
浮き輪を長持ちさせるためには、以下のような保管方法が重要です。
使用後の洗浄
まず、使用後は浮き輪を中性洗剤でしっかりと洗浄します。
海で使った場合には、塩分や砂が残っていることが多く、これらを放置すると素材が劣化する原因になります。
完全に乾燥させる
洗浄後は、浮き輪を直射日光を避けて、風通しの良い場所で完全に乾かす事が必要です。
前述の通りビニール素材は紫外線に弱く、日光に当て続けると硬化やひび割れを引き起こす事があります。
そして、浮き輪の乾燥が不十分だと、カビの原因にもなる為注意が必要です。
空気を抜いて保管
浮き輪の空気を完全に抜いてから折りたたむ事で、内部に圧がかからず素材の傷みを防げます。
ベビーパウダーの使用
さらに、ベビーパウダーを軽く振りかけておくと、ビニール同士がくっつくのを防げます。
なので、浮き輪を次回取り出す際にスムーズに広げる事が出来るのです。
適切な保管場所
浮き輪の保管は冷暗所がおすすめです。
直射日光や高温多湿を避け、クローゼットの奥など湿気の少ない場所に置くと良いでしょう。
また、浮き輪や水遊びグッズはまとめて収納しておくと、次の使用時に探す手間が省けて便利です。
まとめ
浮き輪の寿命は、一般的に3~5年ですが、使用頻度や保管状態によって大きく左右されます。
特に直射日光や高温多湿の環境に長期間放置すると、素材が劣化しやすくなり、早ければ1~2年で寿命を迎えることもあるのです。
また、浮き輪に以下のポイントが見られる場合は、使用を中止すべきサインとなります。
・ひび割れ
・色褪せ
・空気漏れ
これらの劣化を見逃したまま使用を続けると、破損や事故につながる恐れがあるのです。
安全に楽しむためにも、浮き輪は定期的に点検し、必要に応じて買い替えることが大切なので、適切な管理を心がけましょう。
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