上弦と下弦の意味とは?2つの月の見分け方は?
音楽を聞いているとよく曲名に
「上弦の月」とか「下弦の月」
と付いている曲がよく見かけますね。
ところで上弦の月、下弦の月
とタイトルに付いてますが、
上弦、下弦というのは
一体どのような意味なのか
気になっておられるかと思います。
曲名の意味を理解すれば
より歌に愛着を持てるかも知れません。
なので上弦、下弦の意味について
まとめておきました。
上弦の月、下弦の月の意味とは?
上弦の月、下弦の月というのは
月の名称なのだろうというのは
なんとなく理解出来ているとは思いますが、
具体的な意味までは
よく分からないかと思います。
まず、上弦、下弦に付いている
「弦」という字は
弦月(げんげつ)を意味する文字です。
弦月がどういう意味なのか?
といいますと、
弦月は半分が欠けている月の事で
半月(はんげつ)とも呼ばれています。
そして上弦の月、下弦の月というのは
それぞれ・・・
上弦の月:左側(東側)が欠けている弦月
下弦の月:右側(西側)が欠けている弦月
となるのです。
ちなみに何故げん「弦」という字が
使われているのかと言いますと、
昔の人は半分に欠けた月を
弓と弦の形に例えたので
弦月と呼ばれています。
言われてみると確かに
半分に欠けた月は
弓のような形に見えてきます。
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上弦の月と下弦の月の見分け方は?
さて、上弦の月と下弦の月は
どちらも半分に欠けていますが、
一体どのようにして
見分ければ良いと思いますか?
当然さっきも言ったように
上弦の月:左側(東側)が欠けている弦月
下弦の月:右側(西側)が欠けている弦月
で見分ければいいです。
なので例え月が下の方に向いてようと
左側が欠けていれば上弦の月ですし、
月が上の方に向いていても
右側が欠けていれば下弦の月となります。
一番やっかいなのが上下半分(90度、270度)
に月が欠けている場合ですが、
上半分が欠けてる場合
西側の空に見える:上弦の月
東側の空に見える:下弦の月
下半分が欠けている場合
東側の空に見える:上弦の月
西側の空に見える:下弦の月
と言う風にして
覚えておきましょう。
ちなみに旧暦ですと
1ヶ月の前半に見える半月が上弦の月、
1ヶ月の後半に見える半月が下弦の月
として見分けていました。
現在は新暦になって
旧暦とずれていますので、
1ヶ月の前半の弦月:下弦の月
1ヶ月の後半の弦月:上弦の月
となっています。
上弦、下弦の月まとめ
上弦、下弦の月の意味は
簡単に説明すると
上弦の月:左側(東側)が欠けている弦月
下弦の月:右側(西側)が欠けている弦月
という風になっています。
なので、上弦の月、下弦の月が
曲名になっている歌を聴くと、
なんとなく意味に深みが
増してくるのではと思います。
なので是非とも覚えていて下さい。