元服の年齢っていくつ!?女子の場合はどうだったの?

元服をする年齢は
いくつが基本だったの?

 

昨日は成人の日つまり
成人式が行われた日です。

今年成人式を迎えた新成人は
これで晴れて大人の仲間入りです。

 

とは言っても

成人式を迎えたからと言っても
それだけで大人になれるわけではなく、

本当に大人になれるかは
心の持ち方次第だと思いますが。

 

そんな成人式は
大人になるための儀式ですが、

歴史の事に少しでも詳しい人なら
昔は成人する時の儀式の事を

元服

と呼んでいたのは御存じでしょうか?

 

歴史の本を読んでいると
元服の年齢は今より低めであることは
なんとなくわかると思いますが、

元服の基本的な年齢はいくつなのか?

と思ったことはありませんか?

 

なので今回は

元服の年齢は基本的にいくつなのか?

をまとめておきました。

 

 

元服の年齢はいくつが基本だった!?

元服の年齢は
いくつが基本だったのか?

という点につきましては、

 

元服の年齢は
基本的には決まっていません。

 

なぜなら、
元服が行われていた奈良時代以降は

家の事情(家督とか相続とか)の為に
元服の時期を早める事があったからです。

 

ですが、

元服をする年齢は基本的に

12~16歳前後

となっていました。

 

現在でいうところの

小学6年生~高校1年生位

の年齢になりますね。

 

ちなみに伊達政宗は
11歳くらいで元服を迎えており、

現在で言うところの小学5年生で
大人になったという事になります。

 

現代の基準で考えると

小学生くらいの年齢で大人として扱われる。

というのはなんだか信じられない話ですね。

 

ですが、

江戸時代以降になると
18~20歳位の年齢で行うようになりました。

 

何故年齢が繰り上げられたのか?
というと、

奈良時代以降の時代は
戦が多かった時代ですから、

その分平均寿命も
今と比べて短かったのです。

 

だからこそ、

なるべく早めに大人に迎えて
家督を継がせよう。

という考えがあったのです。

 

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女子の場合も元服というの?

歴史の勉強をしてると
元服という言葉を聞きますが、

元服という言葉は
基本的に男子に使われています。

 

それでは女子の場合でも
元服と呼んでいるのか?

という疑問についてですが、

 

女子の場合だと

裳着(もぎ)

と成人の儀式は呼ばれてました。

 

裳着(もぎ)の年齢は基本的に
元服と同じく

12~16歳前後

となっていました。

 

更に戦国時代には
政略結婚の為に

8~10歳

と早い時期に成人を迎えて
嫁がされていました。

 

現在でいうところの

小学2年生~4年生で
既に結婚していたとは

今の時代を考えると
とても信じられないことですね。

 

 ただ、
江戸時代以降になると

女子の成人の儀式も
元服と称されて

年齢も

18-20歳

に迎えるようになりました。

 

 

元服の年齢まとめ

元服(女子は裳着)の年齢は
基本的には

12-16歳前後

とされていました。

 

こうして昔の成人の儀式を迎える年齢を見ると、

今の時代は平和になったらから
成人の年齢が上がったのだと感じます。

 

今の新成人たちは
この平和な時代に生まれたことを
幸せに感じるべきなのかもしれません。

 

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