旧盆とはどんな日?新盆との関係は?
8月も既に10日を過ぎて
お盆の季節が近づいてまいりました。
年に一度ご先祖様が帰ってくる日ですから
しっかりと供養してあげましょう。
ところでお盆の時期になるとときどき
旧盆という言葉を耳にしますが、
旧盆とは一体どんなお盆の事なのでしょうか?
また、新盆という言葉も存在しますが、
旧盆とはどんな関係があるのでしょう?
なので今回は旧盆とはどんなお盆か?
についてまとめておきました。
旧盆とはどんなお盆のことなの?
旧盆とはいわば
旧暦の7月15日に行われてたお盆です。
旧暦というのは昔使われていた暦で
今使われている暦は新暦といいます。
昔は旧暦の7月15日(8月23日前後の時期)に
お盆が行われていたのですが、
明治時代になると新暦が導入されて
新暦の7月15日がお盆となりました。
ですが、旧暦7月15日(今だと8月23日前後)と
新暦7月15日には1ヶ月もの差がありますし、
新暦のお盆だとご先祖様にお供えする作物が
まだできあがっていないという事情から
旧盆に時期が近く15日の日付という事で
8月15日にお盆を祝う地域が増えました。
旧暦の7月15日は新暦とはズレがあって
新暦に直すと毎年日付が変わっており、
今年(2014年)だと8月10日が
旧暦の7月15日にあたります。
この事情も8月15日という日付に
お盆が固定されている事情になります。
また、沖縄だとお盆は現在でも
旧盆で行われています。
なので新暦に直すと日にちが安定せず、
下手をすると9月にお盆が行われるので
沖縄だと遅めのお盆になってしまう事が多いです。
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旧盆と新盆の関係とは?
旧盆とは別に新盆という言葉がありますが、
旧盆が旧暦のお盆ですから
その逆に新盆は新暦のお盆かと言いますと・・・
まったく違うのです!
新盆(にいぼん)というのは初盆(はつぼん)とも良い、
逝去してから初めて行うお盆のことを言います。
ちなみに逝去してからお盆の間に
四十九日を過ぎてない場合は
来年に新盆が行われます。
逝去された方が初めて迎えるお盆ですから
普通の物よりも手厚いことが多いです。
なので別に旧盆と新盆は特に
対になる関係というわけではありません。
旧盆とはどんなお盆まとめ
旧盆とは旧暦の7月15日に
行われていたお盆のことです。
こうしてお盆について調べてますと
色々と複雑な事情が見えてくる物ですね。
新暦の7月15日に祝われているのは
私はまったく見たことがないですが、
どうやら東京の一部の地域では
新暦7月15日に祝われているとのこと。
沖縄と言い地域によっては
お盆の風習というのは変わるようです。