祭日と祝日の違いって何?なぜ混合されるの?
祭日と祝日って一体何が違うの?
たまに祝日の事を
祭日
と呼んでいる人を見かけますね。
特にお祭りをしているわけでもないのに
なぜ祝日のことを祭日と呼んでいるのか?
また、
祭日と祝日の違いは一体何なのか?
そういった
祭日と祝日の違いに関する疑問を
今回はまとめておきました。
祭日と祝日の違いって何?
祝日のことを祭日と呼ぶ人がいますが、
祝日と祭日の違い
は一体何なのでしょうか?
まず、祝日ですが
祝日というのは
国民の祝日に関する法律
で日本が定めた休日の事です。
つまり、日本政府が
「この日はお休みです」
と定めた休日のことですね。
カレンダーで日曜日以外に
赤い色で塗られている日が祝日です。
そして祭日というのは
いったいどんな日なのか?
と言いますと、
祭日というのは
神社のお祭りや、皇室の祭典などの
宗教的な儀式が行われる日
の事を言います。
つまり皇室が毎年行事として行う
祭典の日のことを言います。
祭日は現在では廃止されていて
公に行われていませんが、
以下の日が祭日とされていました。
1月3日……元始祭
春分日……春季皇霊祭
4月3日……神武天皇祭
秋分日……秋季皇霊祭
10月17日…神嘗祭
11月23日…新嘗祭
12月25日…大正天皇祭
なので祭日と祝日の違いは
祝日:日本が定めた休日
祭日:宗教的な儀式が行われる日
となるのです。
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なぜ祝日を祭日と呼ぶのか?
それではなぜ、祝日の事を
祭日と呼ぶ人が多いのでしょうか?
その理由につきましては
戦前は祝日と祭日に分けられており、
祭日も戦前は休日となっていました。
ですが、戦後になると、
祝日と祭日が統合される事になります。
その為現在では法律上では
祭日という日はなくなりました。
祝日のことを祝祭日と呼ぶこともありますが、
これは
祝日と祭日が統合されたことの名残です。
つまり、
祝日を祭日と呼ぶ人がいるのは
祭日は元々祝日と同じように
日本の休日だったから
なのです。
祭日と祝日の違いまとめ
祭日と祝日の違いは
祝日:日本が定めた休日
祭日:宗教的な儀式が行われる日
となります。
なので祝日には儀式は特に行われていませんので
祭日と呼ぶのは間違いになります。
とは言ってもかつては祭日も日本の休日でしたので
それを覚えておいた方が良さそうです。